最新記事

コミュニケーション

「ところでBTSの誰が好き?」 まったく関心のない質問への最強の『スマートな切り返しフレーズ』とは

2021年8月5日(木)19時45分
阿隅 和美(WACHIKAコミュニケーションズ代表) *PRESIDENT Onlineからの転載
K-POPコンサートのイメージ

※写真はイメージです iStock.com/PongsakornJun


韓国の7人組男性ヒップホップグループ・BTSが世界中のヒットチャートを席巻しています。例に漏れず、日本でもあらゆる世代で支持されていますが、もしあなたがBTSにそれほど興味がない場合、会話の輪の中で悩むこともあるかもしれません。できるビジネスパーソンなら、「この中で誰が好き?」と尋ねられたとき、どう返答するのがよいでしょうか。話し方コンサルタントの阿隅和美さんは、自身の性格タイプ別に3つの必勝パターンがあると言います──。

「好きじゃない」けれど、どう返せばいいかわからない

「阿隅さん、BTSのメンバーでは誰が好き?」

女子会の話題の鉄板ネタと言えば、今も昔も「アイドル」ではないでしょうか。少し前なら「嵐なら誰が好き?」だったかと思いますが、最近この話題でよく出てくるのはBTSでしょうか。

BTSは韓国の7人組男性ヒップホップグループで、新曲のミュージックビデオ再生回数が3日で1億回を超えるほど、世界的な人気を博しています。

ただ、そう尋ねられたときに、自分がBTSのファンでない場合、返答に窮しかねません。

BTSのファンかどうかはさておき、こうした「別に好きじゃないときにどうやって返したら感じが悪くないか」というコミュニケーションの悩みは、友人関係、職場の人づきあいでも、あるのではないでしょうか。特に、女性の場合、ご近所づきあい、ママ友同士など、気を遣う場面は多いもの。交渉や折衝など仕事上のやりとりなら、Yes、Noを明確に伝えるのは当然。むしろ、ちょっとした会話や雑談レベルの方が、実はモノのいい方が難しいものです。

タイプ別 切り返し必勝3パターン

しかし、結果を出せるビジネスパーソンを目指すなら、仕事のスキルを磨くことに加え、人間関係を円滑にするためのコミュニケーション能力も身につけたいところです。

そこで、「知っているけど、別に......」「特に好きでもない......」という場面に出くわした時に、場の空気を悪くせず会話を続ける方法をご提案します。今回は、「友人」との会話の場面という設定ですが、職場やお客様先でも「同意はできないけど、場の空気を悪くしたくない」という際の参考にもどうぞ。

返答の仕方は、あなた自身の性格に合わせるのがベター。以下の3タイプのうち、自分に近いものを選んでみてください。

1.こだわりが少ないタイプ
2.こだわりがあるタイプ
3.盛り上げたいタイプ

では、順に説明していきましょう。

友人は「当然、あなたも好きだよね」という前提で話題を振ってきます。あなたに同意、共感を求める友人に、「ごめん、あんまり好きじゃないんだ......」とは言いにくいものです。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

アングル:ドローン大量投入に活路、ロシアの攻勢に耐

ビジネス

米国株式市場=S&P・ナスダックほぼ変わらず、トラ

ワールド

トランプ氏、ニューズ・コープやWSJ記者らを提訴 

ビジネス

IMF、世界経済見通し下振れリスク優勢 貿易摩擦が
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:AIの6原則
特集:AIの6原則
2025年7月22日号(7/15発売)

加速度的に普及する人工知能に見えた「限界」。仕事・学習で最適化する6つのルールとは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは「ゆったり系」がトレンドに
  • 3
    「想像を絶する」現場から救出された164匹のシュナウザーたち
  • 4
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人…
  • 5
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が…
  • 6
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 7
    「二次制裁」措置により「ロシアと取引継続なら大打…
  • 8
    「どの面下げて...?」ディズニーランドで遊ぶバンス…
  • 9
    「異常な出生率...」先進国なのになぜ? イスラエル…
  • 10
    アフリカ出身のフランス人歌手「アヤ・ナカムラ」が…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 3
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップを極めれば、筋トレは「ほぼ完成」する
  • 4
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 5
    「お腹が空いていたんだね...」 野良の子ネコの「首…
  • 6
    どの学部の卒業生が「最も稼いでいる」のか? 学位別…
  • 7
    アメリカで「地熱発電革命」が起きている...来年夏に…
  • 8
    千葉県の元市長、「年収3倍」等に惹かれ、国政に打っ…
  • 9
    ネグレクトされ再び施設へ戻された14歳のチワワ、最…
  • 10
    「二度とやるな!」イタリア旅行中の米女性の「パス…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 4
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測…
  • 5
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 6
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 7
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 8
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 9
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 10
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中