赤ちゃんは痛みを感じない、と30年前まで考えられていた
5. 視覚の発達も想像以上に早い
乳幼児の視覚を調べることは難しかったが、15年の研究でfMRIを用いた観察に成功。生後7週で脳の視覚野が成熟していることが分かった。
6. 学習に関していえば赤ちゃんと科学者はほぼ同じ
いないいないばあなどの「驚き」は、赤ちゃんの脳の発達と学習に重要な役割を果たしている可能性がある。ジョンズ・ホプキンズ大学の15年の研究によれば、驚きの要素は赤ちゃんの好奇心を引き付け、より効率的に学習するのを助けることが分かった。
「赤ちゃんはいつも物事を理解し、学習し、世界を観察している」と、研究を率いたエイミー・スタールは言う。「驚きに出合うと彼らの熱中度は最高レベルになり、学習反応も非常に良くなる」。つまり、科学者の研究過程と同じことが、赤ちゃんの脳内で起こっているらしい。
<ニューズウィーク日本版SPECIAL ISSUE「0歳からの教育 発達編」では、赤ちゃんの心と体、成長の秘密に迫った。上手に脳を育てる、個性を伸ばす――科学で読み解く発達のメカニズムとは? この記事は「0歳からの教育 発達編」からの抜粋>
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