最新記事

スポーツ

羽生結弦の「プロローグ」──新たな伝説はついに幕を開ける

2022年11月1日(火)08時10分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
羽生結弦

2020年 全日本選手権『羽生結弦 アマチュア時代 全記録』P256より ©時事

<初の単独アイスショー「プロローグ」の開催で、プロのアスリートとして新境地を築き始める羽生結弦。公式戦デビューからこれまでの歴史を振り返る。>

あなたが羽生結弦という選手を初めて知ったのはいつだろうか? ノービス(9〜13歳)時代、ジュニア(13〜18歳以下)時代、またはシニア(15歳以上)からという人もいるだろう。

特にフィギュアスケートに詳しくない人でも、ものすごい中学生選手がいるということは2010年頃に聞いたことがあるのではないだろうか。

その選手こと、羽生結弦は2010年に世界ジュニアフィギュアスケート選手権で優勝し、翌2010-2011年シーズンにはシニアデビュー。

yuzuru1-2.jpg

2009年 ドリーム・オン・アイス 『羽生結弦 アマチュア時代 全記録』P20より ©時事


その年のNHK杯で自身初となる4回転トーループを成功させて4位入賞。初出場となった2011年2月の四大陸選手権では、ショートとフリーともに自己ベストを更新して銀メダルを獲得。四大陸選手権史上、男子選手での最年少メダリストとなった。

華々しいシニアデビューで羽生結弦という名前を知らない人はいないほどになった矢先、東日本大震災が起こる。練習中に被災し避難所生活も経験した羽生が苦難を乗り越え、アイスショーを通して復興支援を続けてきたことはよく知られるところだ。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

アングル:全米で広がる反マスク行動 「#テスラたた

ワールド

トルコ中銀が2.5%利下げ、インフレ鈍化で 先行き

ビジネス

トランプ氏、ビットコイン戦略備蓄へ大統領令に署名

ビジネス

米ウォルマート、中国サプライヤーに値下げ要求 米関
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:進化し続ける天才ピアニスト 角野隼斗
特集:進化し続ける天才ピアニスト 角野隼斗
2025年3月11日号(3/ 4発売)

ジャンルと時空を超えて世界を熱狂させる新時代ピアニストの「軌跡」を追う

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 2
    「コメが消えた」の大間違い...「買い占め」ではない、コメ不足の本当の原因とは?
  • 3
    113年間、科学者とネコ好きを悩ませた「茶トラ猫の謎」が最新研究で明らかに
  • 4
    著名投資家ウォーレン・バフェット、関税は「戦争行…
  • 5
    一世帯5000ドルの「DOGE還付金」は金持ち優遇? 年…
  • 6
    強まる警戒感、アメリカ経済「急失速」の正しい読み…
  • 7
    イーロン・マスクの急所を突け!最大ダメージを与え…
  • 8
    定住人口ベースでは分からない、東京23区のリアルな…
  • 9
    テスラ大炎上...戻らぬオーナー「悲劇の理由」
  • 10
    34年の下積みの末、アカデミー賞にも...「ハリウッド…
  • 1
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 2
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 3
    イーロン・マスクへの反発から、DOGEで働く匿名の天才技術者たちの身元を暴露する「Doxxing」が始まった
  • 4
    アメリカで牛肉さらに値上がりか...原因はトランプ政…
  • 5
    ニンジンが糖尿病の「予防と治療」に効果ある可能性…
  • 6
    「浅い」主張ばかり...伊藤詩織の映画『Black Box Di…
  • 7
    イーロン・マスクの急所を突け!最大ダメージを与え…
  • 8
    「コメが消えた」の大間違い...「買い占め」ではない…
  • 9
    「絶対に太る!」7つの食事習慣、 なぜダイエットに…
  • 10
    ボブ・ディランは不潔で嫌な奴、シャラメの演技は笑…
  • 1
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 2
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 3
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 4
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 7
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 8
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
  • 9
    細胞を若返らせるカギが発見される...日本の研究チー…
  • 10
    イーロン・マスクへの反発から、DOGEで働く匿名の天…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中