他人に流されない、言語力、感情の整理...「コミュニケーション能力」を向上させるイチオシ書を一挙紹介
秒で信頼される声と話し方、両面からプロの技を紹介!
『「この人なら!」と秒で信頼される声と話し方』
著者:下間都代子
出版社:日本実業出版社
皆さんは自分の声が好きですか? 他人と話が盛り上がりますか? 人前で話すのは得意ですか? 私は自分の声が好きではなく、話も盛り上がらず、何よりプレゼンが好きではありません......。そんな【声】と【話し方】の悩みを “秒で解決” できる本があったら読みたくないですか? 本書はそんな2つが両方ともある、あるようでなかった一冊。
著者は「電車の声の人」としてInstagramなどでバズっている “実力派"” アナウンサー、ナレーター。本書では、分析ゲーム、ギャップ探し、声に感情を乗せるワーク、決めつけクエスチョン、腹式発声、相槌、抑揚・緩急など、誰からも「信頼」される【シンプルなのに効果的】なプロの技を教えます。
(日本実業出版社 第一編集部 中尾淳)
哲学を使うと、親子の対話で「思考力・言語力」が驚くほど高まる!
『親子で哲学対話
10分からはじめる「本質を考える」レッスン』
著者:苫野一徳
出版社:大和書房
多くの親が、「子どもに賢くなってほしい」と願い、勉強や塾、お受験に力を入れています。しかし、本当に賢くなるために必要なのは「思考力」と「言語力」です。そして、この二つの力を圧倒的に高める方法が「哲学対話」です。
本書の著者、熊本大学の教育学者であり哲学者でもある苫野一徳氏は、二児の父でもあります。例えば「学びとは何か?」というテーマで対話を始めると、「勉強はつまらない」「理解できると面白い」など、お互いの経験を共有しながら「学びとは○○○○だ」と定義していきます。このプロセスが、思考力と言語力のトレーニングとなります。
ポイントは、親が一方的に教えないこと。自分の価値観を押し付けず、子どもの哲学的な思考を信じることです。誤っても「いいから、早く勉強しなさい!」などと言ってはいけません。
子育て世代は秒単位で忙しいですが、スマホや動画で溶けている10分を親子で対話してみませんか?
哲学対話は物事の「本質」を問いかけます。我が子にこれからの人生で最も身につけてほしい力ではないでしょうか?
(編集担当者)