社会人だって「勉強すべきこと」はいっぱい! お金、社会、教養...基礎から学べるおすすめビジネス書を一挙紹介
ビジネスで、地球と世界の未来を救う若き起業家たちへの希望の書
『グローバル メガトレンド10
社会課題にビジネスチャンスを探る105の視点』
著者:岸本義之
発行元:BOW&PARTNERS
発売元:中央経済グループパブリッシング
出版社:中央経済社
地球温暖化から、資源エネルギー問題、人口問題と少子高齢化、所得格差、国家間のパワーシフト、生産性向上と省人化まで、本書で取り上げられている地球規模で進行する「社会課題」は、「未来予測」ではない。なぜなら、それらは今後30年40年続く「必然」だからだ。と同時に30年後にはひょっとしたら解決しているかもしれない事柄でもある。今までがそうであったように。解決策を提供するビジネスによって。「だから未来はいつも意外と明るい」と、名コンサルタントにして大学で教鞭をとる著者は説く。そして、そのための「視点」を挙げる。自信を持ってお薦めする、社会課題とビジネスチャンスを繋げるありそうでなかった1冊だ。
(干場弓子〔BOW BOOKS 編集長〕)
じつは知らない、日本社会の「新しい弱者」の正体!
『高学歴難民』
著者:阿部恭子
出版社:講談社
「高学歴」と聞くと、「エリート」を思い浮かべる方も多いかもしれません。
しかし、30歳を過ぎてもまだ無職、炊き出しの列に並ぶ貧困生活、精神を病んで入院、犯罪に手を染めて刑務所......長年の努力は評価してもらえず、居場所を求めてさまようことになってしまった「高学歴難民」が、この社会に存在しています。
100人以上の高学歴難民から相談を受け、就労支援をしてきた著者による衝撃のレポートの数々──。当事者から友人、家族まで、学歴社会が続く限り、負の連鎖は終わらないのかもしれません。
(株式会社講談社 第一事業本部 学芸第一出版部 佐藤慶一)
先行きが見えない、激動の時代にこそ大切なのが「数字で話す力」
『数字で話せ!「世界標準」のニュースの読み方』
著者:高橋洋一
出版社:エムディエヌコーポレーション
「昔から数字が苦手で......」。私を含めて、ついつい「文系」が発してしまいがちな言葉ですよね。
著者の髙橋先生いわく、「もう『私、数字に弱くて』というような言い訳が、通用するような時代ではありません。数量化されていない話は、議論にならない、というのが世界の常識なんです」。
世界は変わりました。世界では何が起こっているのか、そして、これからどうなるのか。個々の人間が、しっかり理解し、正しい判断をしなければ生きていけない時代です。
本書では、「経済」「安全保障」「国際社会」「AI」「行政」と多岐にわたるテーマを扱いながら、世界が常識とする考え方のキーポイント「数量的な思考方法」を明らかにしています。
国内外の問題を正しく数量的に評価する「センス」をぜひ身につけましょう。
(編集担当 河西 泰)