最新記事
キャリア

問題は「AIに奪われる仕事は何か」ではない! 一生稼ぎ続けられる「π型人材2.0」になるためのステップ

2024年3月1日(金)17時26分
flier編集部

240228fl_ris02.jpg

本人提供

組織でのリスキリングは「現場のコラボレーション」がカギ

──組織やチームに「リスキリングへの前向きなマインドセット」をインストールし、学びのカルチャーを定着させるためには、リーダー層・人材育成に関わる人はどんなアクションをとるとよいでしょうか。

組織としてリスキリングを推進するうえで、従業員に「こういうプログラムを提供するから、好きなときに学んでください」というフェーズは終わりました。自社の戦略に合ったスキルセットをいかに従業員に身につけてもらうか。この戦略と人事育成施策・評価の整合性をとらないといけません。

リスキリング推進には「戦略」と「実践」が必要です。まず戦略レベルでは、トップがビジョンとともに「自社に必要な人材像」を打ち出すことが必要です。そのうえで、従業員の目線に立ち、「こうした人材になったらどんな良いことがあるのか」を明らかにする。こうしたコミュニケーションができてはじめて、リスキルが実現できます。

学ぶ内容も、現場でのアウトプットにつながるようにオーダーメイドすることが必要です。座学の授業よりも、未経験のプロジェクトをやるほうがふさわしい場合もあります。

──たしかに、それなら受講者のコミットメントも上がりそうです。

次に実践レベルでは、学習状況を定点観測しましょう。組織でのリスキリングは、現場でのコラボレーションを重視すると、相乗効果が生まれやすいものです。本人も現状を話すことでモチベーションが上がるし、リアルタイムでの共有が同僚の学びや刺激にもなります。slackでもいいので情報共有しやすいプラットフォームを用意して、あるテーマでリスキリング中の人と経験者をつなぐといった工夫ができるといいですね。

また、導入したプログラムの効果検証も重要です。受講者のどれくらいの割合が修了したのか、それが売上アップにつながったのか。人的資本開示の時代には、こうしたことを個々にメトリクス化して、リアルタイムで管理できるようにするのが理想です。

最近では学習開発に特化した「ラーニング・ディベロップメント」の部署が増えてきています。それくらい、従業員の学習効果について戦略的にデータドリブンでPDCAを回せるような体制が求められていると思います。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

欧州各国とカナダの防衛費、25年に20%増=NAT

ワールド

イスラエル、革命防衛隊のタングシリ海軍司令官を殺害

ワールド

マレーシア首相、イラン・エジプト首脳らと会談 ホル

ワールド

ベネズエラのマドゥロ氏、NY地裁出廷 弁護士費用巡
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:BTS再始動
特集:BTS再始動
2026年3月31日号(3/24発売)

3年9カ月の空白を経て完全体でカムバック。世界が注目する「BTS2.0」の幕開け

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終回に世界中から批判殺到【ネタバレ注意】
  • 2
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 3
    意外と「プリンス枠」が空いていて...山崎育三郎が「日本産ミュージカルの夢」に賭ける理由【独占インタビュー】
  • 4
    デンマーク王妃「帰郷」に沸騰...豪州訪問で浮かび上…
  • 5
    まずサイバー軍が防空網をたたく
  • 6
    トランプが誤算? イラン攻撃延期の舞台裏、湾岸諸国…
  • 7
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」…
  • 8
    100年の時を経て「週40時間労働」が再び労働運動の争…
  • 9
    親の遺産はもう当てにできない? ベビーブーム世代…
  • 10
    「予想よりも酷い...」ドラマ版『ハリー・ポッター』…
  • 1
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公開...母としての素顔に反響
  • 2
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ海峡封鎖と資源価格高騰が業績を押し上げ
  • 3
    「マツダ・日産・スバル」が大ピンチ?...オーストラリアの「NVES規制」をトヨタが切り抜けられた理由
  • 4
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 5
    レストラン店内で配膳ロボットが「制御不能」に...店…
  • 6
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」…
  • 7
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 8
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆…
  • 9
    イランは空爆により核・ミサイル製造能力を「喪失」…
  • 10
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中