部下がなぜか自発的に動きはじめてしまう、「具体化」の魔法とは?
少し社会人経験を積んだ人なら、「否」と答えるに違いない。しかし、もし部下の仕事の定義が「上司の指示に従う」ことであれば、澤田君は確かに編集長の指示に従って行動している。
何が足りなかったのだろうか?
この場合、足りなかったのは具体化である。
「イラストの見積もりをとって」という上司の指示に対し、「イラストレーターは誰を使うのか?」「納期はいつか?」「予算はいくらか?」「イラストは何枚か?」「何のイラストが必要なのか?」「読者ターゲットは誰か?」などの要件を具体化してからイラストレーターに話を持っていく必要があった。
その具体化を怠ったため、澤田君の仕事は出戻りになってしまったのだ。
あらゆる仕事は「具体化」である
この例に限らず、基本的に、「仕事とは、上司の指示を具体化すること」である。フリーランスであったり、自分が社長である場合は特に上司がいないが、その場合は、「仕事とは、お客さんの要望を具体化すること」と読み替えるとよい。
この粟島氏はフリーランスのイラストレーターであって上司がいないが、ルネサンス書房という出版社がお客さんである。お客さんの要望は、しばしば具体性に欠ける。
「かっこいいイラストを描いてください!」という抽象的な要望に対し、「誰にとってかっこいいイラストなのか?」「何点必要なのか?」「画材や納品形式は何が望ましいのか?」などと要望を具体化し、適切なイラストとして具現化させるのがプロの仕事である。
谷川祐基(たにかわ・ゆうき)
日本教育政策研究所代表取締役。1980年生まれ。愛知県立旭丘高校卒。東京大学農学部緑地環境学専修卒。小学校から独自の学習メソッドを構築し、塾には一切通わずに高校3年生の秋から受験勉強を始め、東京大学理科Ⅰ類に現役合格。大学卒業後、「自由な人生と十分な成果」の両立を手助けするための企業コンサルティング、学習塾のカリキュラム開発を行う。著書に『見えないときに、見る力。:視点が変わる打開の思考法』『賢さをつくる:頭はよくなる。よくなりたければ。』『賢者の勉強技術:短時間で成果を上げる「楽しく学ぶ子」の育て方 』(共にCCCメディアハウス)がある。
『仕事ができる 具体と抽象が、ビジネス10割解決する。』
谷川祐基[著]
CCCメディアハウス[刊]
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)
アマゾンに飛びます
2026年1月20号(1月14日発売)は「総力特集:ベネズエラ攻撃」特集。深夜の精密攻撃で反撃を無力化しマドゥロ大統領拘束に成功したトランプ大統領の本当の狙いは?
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
-
事務職/未経験可/外資系不動産企業で中国語を活かせる/転勤なし
FM Investment Japan株式会社
- 東京都
- 月給20万円~25万円
- 正社員
-
人事マネージャー候補/外資系大手オンラインメディア企業
株式会社クリーク・アンド・リバー社
- 東京都
- 年収750万円~950万円
- 正社員
-
生成AI商材/大手外資系「インサイドセールス「SV候補」」/その他コンサルティング系
ブリッジインターナショナル株式会社
- 東京都
- 年収340万円~450万円
- 正社員
-
未経験OK 外資系有名ブランド企業社内ヘルプデスク業務 京橋駅
株式会社スタッフサービス ITソリューション
- 東京都
- 月給23万5,000円~
- 正社員





