最新記事
マネー

37歳元工場勤務のYouTuberが5300万円貯金に成功した「とっておきの節約術」とは

2023年5月26日(金)12時00分
くらま(倹者の流儀/節約系ユーチューバー) *東洋経済オンラインからの転載

5300万円の貯金に成功した「とっておきの節約術」

ネットリテラシーと節約スキルが高まり、かおるさんの節約術がほぼ完成したと言っていいだろう。働きながら副業・投資も行って節約・貯金生活を続けていくことになるが、ここでかおるさんの節約術を紹介しておこう。

1.情報収集をする

何を買うにしても、まずはネットで情報を集めて、単純な価格比較はもちろんのことコストパフォーマンスも把握するようにしている。

「最近は情報が溢れすぎて、単純に調べればいいという話ではなくなってきています。どこから情報を仕入れるか、どのように比較するか、自分に大切な情報は何か、調べると同時にそういった情報の取捨選択をする能力も必要です」

2. ポイントサイトの活用

基本的に何かを申し込むときは、ポイントサイトを活用している。ポイントサイトとは、サービスや商品を購入するときに、そのサイト経由で購入することでポイントがもらえる仕組みのサイトである。

例えば証券口座を開設するなら、ポイントサイト経由で口座開設をすれば何千~何万ポイントがもらえる。

スマホやWi-Fiの乗り換え、クレジットカード申し込み、ネットでの買い物など、日常のあらゆる買い物やサービス申し込みにポイントサイトを活用できるので、積み重ねていくと、年単位でみれば数万円とかなり大きな差になるのだという。

節約マスクかおるさん

電力会社もポイントサイト経由で乗り換えたと話すかおるさん(画像:『節約マスクのお金の話』より)

3.ふるさと納税をする

ふるさと納税は、好きな自治体を選んで寄付をすると、その分の税金の還付・控除が受けられる制度のこと。実質自己負担額2000円で、寄付の返礼として地域の名産や宿泊券などをもらえる仕組みだ。

「ふるさと納税をやっていない人は、そのお得さを知らないだけだと思います。やらないともったいないですね。特に食品の返礼品がもらえる自治体がおすすめです。使うサイトによってはポイントももらえます」

かおるさんや節約家の間で人気の自治体は、泉佐野市。特に肉類は、量・金額ともにお得である。ふるさと納税は制度が広まるにつれて還元率が落ちてきたり、値段に対して返礼品の量が減ったりしつつある。だからこそ、早く始めたほうがオトク度は高く、ここでも情報収集の大切さがわかる。

4. 車は軽自動車に乗る

軽自動車は普通車と比較して、選ぶ車種によっては車体価格が百万単位で安くなるうえに、年間の維持費も安い。自動車がなくても不便しない都会なら「持たない」選択肢もアリだが、必要な場合は軽自動車にしておけば年単位でかなりの金額を節約できる。

「普通車が必要だったら買う選択肢もあると思いますが、普通車と軽自動車での金額の違いを計算・比較してみたら思いとどまる人も多いんじゃないかなと。大事なのは周りの意見に流されず、自分にとって本当に必要か、欲しいかを見極めることです」

節約マスクかおるさん

7年前にはコスパを考えたうえで軽自動車を購入(画像:『節約マスクのお金の話』より)

ビジネス
暮らしの安全・安心は、事件になる前に守る時代へ。...JCBと連携し、新たな防犯インフラを築く「ヴァンガードスミス」の挑戦。
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米ヤム・ブランズ、ピザハットの売却検討 競争激化で

ワールド

EU、中国と希土類供給巡り協議 一般輸出許可の可能

ワールド

台風25号がフィリピン上陸、46人死亡 救助の軍用

ワールド

メキシコ大統領、米軍の国内派遣「起こらない」 麻薬
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 3
    「あなたが着ている制服を...」 乗客が客室乗務員に「非常識すぎる」要求...CAが取った行動が話題に
  • 4
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 5
    これをすれば「安定した子供」に育つ?...児童心理学…
  • 6
    高市首相に注がれる冷たい視線...昔ながらのタカ派で…
  • 7
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 8
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 9
    【HTV-X】7つのキーワードで知る、日本製新型宇宙ス…
  • 10
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 7
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 8
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 9
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 10
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中