究極の遅読は「写経」──人生を豊かにする「遅読」4つのテクニックとは?

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<読書家のなかで絶えない、「速読か、遅読か」論争。名文家で知られる、朝日新聞編集委員の近藤康太郎氏が「どちらも」という読書術とは?>
巷にはあまたの読書法が存在する。「買うべきか、借りるべきか」、「紙の本か、電子書籍か」、「積ん読は良いのか、悪いのか」など数ある中で、最たる例が「速読か、遅読か」論争であろう。
朝日新聞の名文記者として知られ、文章術のベストセラー『三行で撃つ 〈善く、生きる〉ための文章塾』の著者でもある、近藤康太郎氏。彼は日本文学や海外文学の古典、自然科学、社会科学、そして詩歌にいたるまで、博覧強記の読書家でもある。
その近藤氏の「速読か、遅読か」ではないと述べる、読書術とは? 新刊『百冊で耕す 〈自由に、なる〉ための読書術』(CCCメディアハウス)より「第1章 終わりなき論争:速読の技術/遅読の作法」を抜粋する。
【B面】遅読の作法──空気を味わうためのテクニック
「芥川は速読しかできなかった。だから死んだ」
一瞬たじろぐ辛口の評は、『風立ちぬ』の作家・堀辰雄の言である。速読が死の一因であったかどうかはともかく、百冊読書家も「速読しかできない」のではよろしくない。
まじめに書かれた本は、速読を峻拒(しゅんきょ)する。わたしは実用書や、取材で使う資料としての書籍は速読するが、たとえば小説を速読することは、まずない。
速読するくらいなら、小説など読まない。小説とは、あらすじを追うものではない。あらすじなんか、どうでもいい。小説とは、作品に流れる空気を味わうものだ。空気は、速読すると風に飛ぶ。
書くことを職業にしている者にしては、わたしは、読むのがかなり遅い。日本語の小説だと1分で1ページ。前述したように15分単位で1冊の本を読んでいるので、15ページ。社会科学系の新書ではもう少し速くなり、15分で20ページほど。難しい思想書ではぐっと遅くなる。15分で10ページ程度しか読めない。
英語本になるとさらに遅くなり、日本語の半分か。スペイン語の本ならば15分で1、2ページしか読めない。
それで満足しているわけではない。しかし、世に言う速読トレーニングを受講して、速く読めるようになりたいとも思わない。目的が違うのだ。
『百冊で耕す 〈自由に、なる〉ための読書術』
近藤康太郎[著]
CCCメディアハウス[刊]
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