最新記事

ビジネス

仕事が遅い人が信じている「3大悪習慣」 脳科学で高速に仕事を片付けよ

2021年7月12日(月)11時35分
上岡正明(脳科学者 ) *東洋経済オンラインからの転載

アウトプットをせず、失敗や成功体験を重ねていない人は、この直感力が育まれません。逆に正解だけにとらわれずにアウトプットしていけば、いつのまにかあなたのデータベースは蓄積され、直感力は伸びていきます。

自分にはまだそんな経験値はないと思う人も、何かを始めるときのプランは3つ程度に留めておきましょう。

計画を練ることより、アウトプットすることのほうがはるかに価値があります。失敗というデータベースも手に入り、改善のトライ&エラーも積めるので、あなたをはるかに成長させてくれます。

脳は一度に2つ以上のことに集中できない

最近は、若者を中心に「マルチタスク」がもてはやされていますが、そもそも、脳は一度にひとつのことにしか集中できません。

スタンフォード大学のエヤル・オフィル博士は、「人間はマルチタスクなどしていない」「タスクからタスクへすばやく切り替えるタスクスイッチングをしているだけだ」と述べています。

タスクスイッチングをしていると、はたから見ればマルチタスクしているように見えます。しかし現実には、脳は一度に2つ以上のことに集中できないため、仕事の効率やスピードは落ちてしまうのです。実際、ハーバード大学の研究では「最も能率の高い社員たちは注意を向けるタスクを変える回数が少ない」と発表されています。

私の体験や研究でもそのとおりで、徹底的に「シングルタスク」で働いたほうが、はるかに仕事のパフォーマンスをアップさせることができるのです。

先ほどご紹介した「5秒ルール」を実践するときも、必ずひとつのタスクにフォーカスするようにしましょう。

ムダな選択や集中力の浪費をやめよ

アウトプット(行動)は、デスクやパソコン上だけで生まれるものではありません。現実を動かすすべての行為がアウトプットです。

仕事に行き詰まってしまったら、5秒ルールでデスクから離れ、誰かに解決策を聞くことだって、広い意味でのアウトプットです。5秒ルールで書店に駆けつけて、なぜ仕事が行き詰まっているのか、本で答えを見つけるのもいいでしょう。

なにより大切なのはグジグジと悩まないこと。目的に近づかないムダな選択や集中力の浪費をやめることです。

『自分のやりたいことを全部最速でかなえるメソッド 高速仕事術』デスクの上で問題解決の糸口が見つからないのならば、そこはあなたが座っているべき場所ではありません。常にかかとを浮かして動き出せるような心意気でいることが大切です。

本書には、「インプットしたものは必ずアウトプットする」「すぐ改善する、何度もアウトプットする」を原則に、脳科学に基づいた仕事術のメソッドがたくさんあります。本書を読めば高速仕事術のノウハウをすぐに理解することができるでしょう。

脳は何歳になっても刺激を与えれば成長させることができます。ぜひ、試しに3日、高速仕事術のメソッドを1つでも2つでも実践してみてください。ハイパフォーマンスを発揮する自分に驚くはずです。

※当記事は「東洋経済オンライン」からの転載記事です。元記事はこちら
toyokeizai_logo200.jpg

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

中国首相、フォーラムで一段の経済開放約束 日本企業

ワールド

G7、エネ供給支援へ必要な措置講じる用意 外相声明

ワールド

トランプ氏、米空港にICE捜査官派遣と警告 予算巡

ワールド

トランプ氏、イランに48時間以内のホルムズ開放求め
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:イラン革命防衛隊
特集:イラン革命防衛隊
2026年3月24日号(3/17発売)

イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ海峡封鎖と資源価格高騰が業績を押し上げ
  • 2
    「カメラの目の前」で起きた爆発の瞬間...取材中の記者に、イスラエル機がミサイル発射(レバノン)
  • 3
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 ──「成功」が招く自国防衛の弱体化
  • 4
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 5
    人気セレブの「問題ビデオ」拡散を受け、出演する米…
  • 6
    スウェーデン次期女王ヴィクトリア皇太子、陸軍訓練…
  • 7
    「筋力の正体」は筋肉ではない...ストロングマンが語…
  • 8
    トランプ政権の「大本営」、イラン戦争を批判的に報…
  • 9
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
  • 10
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期スペイン女王は空軍で訓練中、問われる「軍を知る君主」
  • 3
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え時の装いが話題――「ファッション外交」に注目
  • 4
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
  • 6
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 7
    【衛星画像】イラン情勢緊迫、米強襲揚陸艦「トリポ…
  • 8
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 9
    「マツダ・日産・スバル」が大ピンチ?...オーストラ…
  • 10
    「ネタニヤフの指が6本」はなぜ死亡説につながったの…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 10
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中