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熱中症患者を氷風呂に入れる「冷水イマージョン」は日本でも行うべき?
この「冷水イマージョン法」ですが、日本でも2021年に行われた東京オリンピック、パラリンピックでは、熱中症の重症患者が発生した場合に備えて「氷風呂」の準備がされていたようです。ですが、緊急使用した事例は報じられておらず、従って一般に普及することもありませんでした。
確かに、患者の全身を「氷水に浸ける」というのは、見た目が緊迫感にあふれ過ぎていますし、心臓疾患を怖がる周囲の印象論を管理する必要もあると思います。ですが、一刻を争う中で生死を分ける救命方法としては、多くの国で有効性が認められているのもまた事実です。
この「冷水イマージョン」救命法について、日本でも研究を進め、啓蒙普及を進める時期ではないでしょうか。熱中症に関して、社会一般に対しては、あくまで予防を呼びかけるだけで、万が一重篤な患者が出た場合は救急車を呼ぶというだけでは、済まない事態になってきていると思うからです。
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