- HOME
- コラム
- プリンストン発 日本/アメリカ 新時代
- タカタ製エアバック「大量リコール」の問題とは?
タカタ製エアバック「大量リコール」の問題とは?
6)北米は走っている車の数がけた違いですし、車の台数だけでなく走行距離も物凄いので、問題の発生率は低くても発生数がある程度あることになります。その結果として、ハッキリした被害例が出てしまっており、社会的には無視できないことになっているのです。また、金属片の飛散という症状に関しては弁明の余地のないぐらい明らかということもあります。
7)1つの大きな問題は、メキシコの製造拠点における品質管理だと思います。これは推測ですが、日本人の管理職とメキシコ人の現場との間に、コミュニケーションやマネジメントの問題が起きていた可能性を感じます。エアバック部品に食物の破片が混入していた(何か食べながら作業していた?)という報道もあるぐらいです。
8)問題の原因ですが、よくわからないことでは、B787の「GSユアサ製バッテリー」の問題に似ています。ですが、バッテリー過熱の原因は、配線ミスや電源管理ソフトの不具合によって過電流の負荷がかかった可能性が捨てられない、つまり100%バッテリーの責任とは言えない一方で、今回のエアバックに関しては、ほぼ100%タカタの納入した部品の中で起きていることから、責任は全てタカタに来てしまうのは避けられないわけで、この点において問題の構造は異なります。
9)分からないなりに原因を考えてみましょう。エアバックというのは、火薬を爆発させて瞬時に高圧のガスを発生させ、その圧力で「バック」を膨らませる構造です。その爆発で高圧ガスを発生させる「インフレーター」という部品が破損して、その破片がガスの圧力で高速飛散するのが今回のトラブルです。ということは、原因としては「インフレーターの金属部品の強度不足」「インフレーターの金属部品の構造欠陥」「同じく金属部品のひび割れ等の劣化」「爆発ガスの圧力過大」といった要素が考えられます。一部に温度の高い場所で事故が起きやすいというデータも報道されていますが、高温で金属が柔らかくなったからなのか、高温でガスの圧力が大きくなったからなのかもわかりません。いずれにしても、原因を「これだ」と絞り込んで特定するのは難しいというのは本当だと思います。
10)ですが、破損が起きた部分の強度を上げて金属片の飛散防止をすることは難しくないわけで、対策を施した部品との交換で安全が確保されるということに偽りはないと理解できます。
いずれにしても、日本の製造業の信頼が揺らいでいるのは事実だと思います。この点に関しては、もっと社会的に真剣な議論が必要です。今回の問題は「デフレからコストカット」という流れ、「為替レートや人件費の問題から海外生産へ」という流れが引き起こした構造的な問題とも言えるからです。
詐欺罪では足りない、「ニセ警官」への厳罰化が必要な理由 2026.04.08
自国の国旗損壊を罪に問うことの深刻さを考える 2026.04.01
ニューヨークの空港衝突事故、パイロット2人の悲しい犠牲 2026.03.25
第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC 2026.03.18
第3次石油ショック(?)への日本の対応を考える 2026.03.04
一般教書演説ではイラン攻撃ではなく物価高対策を強調したトランプ 2026.02.26
裁量労働制の見直しが「働かせ放題」になる危うさ 2026.02.18
-
生成AI商材/大手外資系「インサイドセールス「SV候補」」/その他コンサルティング系
ブリッジインターナショナル株式会社
- 東京都
- 年収340万円~450万円
- 正社員
-
外資系製薬企業におけるメディカルライティング業務担当/未経験可・賞与最大4ヶ月・年休126日
株式会社ワールドインテック
- 東京都
- 月給21万円~51万3,000円
- 正社員
-
保険の営業 外資系トップクラスの大手グループ/土日祝休み/年間休日120日以上/手厚い研修あり
マニュライフ生命保険株式会社
- 東京都
- 月給20万円~50万円
- 正社員
-
保険の営業 外資系トップクラスの大手グループ/土日祝休み/年間休日120日以上/手厚い研修あり
マニュライフ生命保険株式会社
- 東京都
- 月給20万円~50万円
- 正社員






