- HOME
- コラム
- プリンストン発 日本/アメリカ 新時代
- 「六三制」見直し論、その根本思想が「逆」なのではな…
「六三制」見直し論、その根本思想が「逆」なのではないか?
幼児だからこそ、優れた指導者が「子供を巻き込み」「参加したがらない幼児も放置せずに目配りをし」「作業に熱中させたり、共同作業に参加させたり」して「最終的に達成感を与える」よう指導から逃げてはいけないのだと思います。
幼児には幼児のレベルでの「社会性の基礎訓練」というものがあり、それをしっかり4歳児ぐらいからやって、「小学校に備える」ようにするのが本筋だと思います。幼稚園や保育所は「待機児童解消」で精一杯であり、結果的に「社会性の訓練不足」の6歳児がいきなり小学校に上がって困惑するのなら「5歳から小学校に入れてしまえ」というのは乱暴な話だと思います。
この段階では発達段階に個人差が激しく、そう簡単に効果は出ないと思われます。アメリカは5歳児の「キンダーガーテン」からが小学校の無償教育になりますが、多くのキンダーは半日ですし、キンダー専門のベテラン教員を当てたり、カウンセラーにきめ細かく親子のケアをさせたり、色々な手間をかけています。これはそんなに簡単にはできません。
要するに、下から上への接続が困難ならば、上から下に「統制強化年齢」を下げれば何とか回せるだろうというのが間違いなのです。下、つまり幼児から小学校までに基礎となる社会性と自己肯定感を「厳格に」確立させて、思春期の到来とともに、自発性の発揮や「成長過程としての逸脱」などをしっかり経験させる、その上で自分でモノを考える大人を育てていくようにしなければ、成熟社会に見合う人材は育たないと思います。
今年はいよいよ、年間出生数が100万人を切るという時代の転換期に差し掛かります。極端に少なくなっていく子供たちを、社会がもっと丁寧に育てていく根本思想をしっかり確立するべきです。
NY市長に「社会主義」候補当選、マムダニ・ショックの行方は? 2025.11.05
高市早苗新首相と田原総一朗氏との浅からぬ因縁 2025.10.29
国立大卒業生の外資への就職、その背景にある日本の「保守性」 2025.10.22
日本の次期首相に絶対的に必要なのは「円を守り抜く信念」 2025.10.15
いよいよ現実のものになった、AIが人間の雇用を奪う時代 2025.10.08
AI就職氷河期が米Z世代を直撃している 2025.10.01
クールジャパン戦略は破綻したのか 2025.09.24
-
人事・総務事務/「正社員」外資系専門商社 HR業務「在宅週2OK」
マンパワーグループ株式会社
- 東京都
- 年収880万円~
- 正社員
-
プロダクトエンジニア「ポテンシャル採用/大手や外資系など3000社に導入/HR SaaS「ミキワメ」/東京メトロ日比谷線虎ノ門ヒルズ駅から徒歩2分/東京都/web系SE・PG
株式会社リーディングマーク
- 東京都
- 年収400万円~550万円
- 正社員
-
生成AI商材/大手外資系「インサイドセールス「SV候補」」/その他コンサルティング系
ブリッジインターナショナル株式会社
- 東京都
- 年収340万円~450万円
- 正社員
-
人事・総務事務/「正社員」外資系製造メーカーでの人事労務@芝公園
マンパワーグループ株式会社
- 東京都
- 年収400万円~450万円
- 正社員






