コラム
映画の境界線 大場正明
映画の境界線 大場正明

G8財務相会議の朝、IMF理事が死体で発見される 『修道士は沈黙する』

<世界経済を支配する政治家の企てに、清貧な修道士が思わぬ形で巻き込まれていく様を緻密な脚本で描いた社会派ミステリー> イタリアの異才ロベルト

2018.03.16
映画の境界線 大場正明

身長13センチになれば、この時代の生きづらさが解消する!? 映画『ダウンサイズ』

<人口が増え続け、住みづらくなってしまった地球。科学の進化によって、人間を1/14に縮小する技術が発見された。小さくなることで見えた大きな幸

2018.02.27
映画の境界線 大場正明

アメリカの縮図という泥沼でもがく人々、映画『スリー・ビルボード』

<アメリカの片田舎で娘を殺された主婦が巨大な広告看板を設置する...。アメリカの縮図という泥沼のなかで、それぞれにもがきながら思わぬかたちで

2018.01.31
映画の境界線 大場正明

死が遍在している都市キンシャサの愛とリアル 『わたしは、幸福(フェリシテ)』

<フランス映画界でもっとも注目されるセネガル系フランス人による、リアルなアフリカ。2017年ベルリン国際映画祭では銀熊賞に輝いた> セネガル

2017.12.15
映画の境界線 大場正明

「ホロコーストはなかった」とする否定論者との闘い 『否定と肯定』

<ユダヤ人の女性歴史学者とホロコースト否定論者が2000年ロンドン法廷で対決した実話。真実を守ることがますます難しくなってきている現在につい

2017.12.07
映画の境界線 大場正明

スマホ越しの悪魔祓いもあり 現代の「エクソシスト」のリアルに迫る

<これまで外部に閉ざされてきた悪魔祓いの儀式。悪魔祓い師と悪魔祓いを求める信者の姿の向こうに今が見える> 現代のイタリアで前時代的な儀式と思

2017.11.17
映画の境界線 大場正明

異才ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督独自の世界が切り拓かれた:『ブレードランナー 2049』

<『ブレードランナー』から30年後の世界が描かれる『ブレードランナー 2049』。圧倒的なヴィジュアルや強烈な存在感を放つキャラクターには、

2017.10.26
映画の境界線 大場正明

勝利にとり憑かれて薬に頼るロビイストが銃規制に挑む『女神の見えざる手』

<凄腕のロビイストが銃規制に挑む過程と苦悩が、ロビー活動とPRを一体化させた現代のロビイストの実態を浮かび上がらせる> ジョン・マッデン監督

2017.10.19
映画の境界線 大場正明

ホロコーストと性を結びつけ、ドイツを揺るがす『ブルーム・オブ・イエスタディ』

<ホロコーストの加害者と犠牲者の孫である男女の恋愛が、コメディタッチで描かれながら、ドイツの戦後やナチズムの記憶について考えるヒントが埋め込

2017.09.27
映画の境界線 大場正明

あの太地町から「捕鯨論争」に新たな光を当てる 映画『おクジラさま』

<ドキュメンタリー『ザ・コーヴ』によって世界の注目を浴び、激しい批判にさらされた和歌山県の太地町。ニューヨーク在住の女性監督が、長期間にわた

2017.08.31
MAGAZINE
特集:まだ世界が知らない 小さなSDGs
特集:まだ世界が知らない 小さなSDGs
2025年4月 1日号(3/25発売)

トランプの「逆風」をはね返す企業の努力が地球を救う

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 2
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者が警鐘【最新研究】
  • 3
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「最大の戦果」...巡航ミサイル96発を破壊
  • 4
    「炊き出し」現場ルポ 集まったのはホームレス、生…
  • 5
    磯遊びでは「注意が必要」...6歳の少年が「思わぬ生…
  • 6
    メーガン妃のパスタ料理が賛否両論...「イタリアのお…
  • 7
    3500年前の粘土板の「くさび形文字」を解読...「意外…
  • 8
    突然の痛風、原因は「贅沢」とは無縁の生活だった...…
  • 9
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大…
  • 10
    なぜ「猛毒の魚」を大量に...アメリカ先住民がトゲの…
  • 1
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山ダムから有毒の水が流出...惨状伝える映像
  • 2
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き詰った「時代遅れ企業」の行く末は?【アニメで解説】
  • 3
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 4
    【独占】テスラ株急落で大口投資家が本誌に激白「取…
  • 5
    800年前のペルーのミイラに刻まれた精緻すぎるタトゥ…
  • 6
    一体なぜ、子供の遺骨に「肉を削がれた痕」が?...中…
  • 7
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 8
    「テスラ離れ」止まらず...「放火」続発のなか、手放…
  • 9
    「この巨大な線は何の影?」飛行機の窓から撮影され…
  • 10
    現地人は下層労働者、給料も7分の1以下...友好国ニジ…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 4
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 5
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 6
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 7
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 8
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 9
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」…
  • 10
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中