日本のレゴ愛好家はどんな人たちで、何人くらいいるのか?
Fan Creations
2. ウィル・ガルブレイス
●作品名:「イヤースプリッター、映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のドゥーフワゴンをモデルに」
大阪生まれ、米ネバダ州育ち。2006年から大阪に住む。レゴのおかげで、系統的かつ論理的に考え、生きることができるようになったと話す。
映画に着想を得ることが多いが、ただスクリーンで見たものを再現するだけでは満足しない。自分が得意とするのは、想定された組み立て方と異なる、ブロックの「非合法的なつなげ方」のテクニックだという(もちろん、だからと言ってレゴブロックが壊れるようなことはしない)。これにより、他の熟練したレゴファンから「どうやって作った!?」という反応を得るのがうれしい。
この作品は何度も作り直しているが、最初のモデル制作には約36時間かかった。世の中には非公式の自作パーツや3Dプリンターで作ったパーツを使うレゴファンもいるが、そういったパーツに興味はないという。ただ、この作品には100円均一ショップのダイソーで買ったスピーカーを2個使っている。
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3. エドウィン・ナイト
●作品名:「四駆のRV車とサファリトラック」
ニュージーランド出身で日本在住10年だが、日本のAFOLコミュニティーに関わって15年。今では関西LUGを主宰し、「ジャパン ブリックフェスト」という大規模イベントを運営している。レゴがあれば「不可能はない」――ドラゴンも車もつくれるし、パイロットや医師、野球選手にもなれるということを、子供にも大人にも伝えたいという。
この作品は子供の頃、ボーイスカウトで四駆車に乗って森や砂丘を走った思い出から着想を得たもの。とはいえ、一番の関心は建築物にあり、最も有名なのは大阪城をレゴでつくった作品だ(写真)。多数のメディアに取り上げられた。
日本のレゴファンについて尋ねると、「非常に優れたレゴファンがおり、パーツの使い方やディテールを組み立てる技術が素晴らしい」と言う。
「日本の家やアパートは狭いため、日本人は独自のスタイルを発展させてきた。日本では入手しにくいパーツがあること、高価になることも理由だ。他国と比べ、メカや小さなモデルが多く、電車のモデルを得意とする才能あるレゴファンも多い」
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