- HOME
- コラム
- Edge of Europe
- 日本人が知らないアイルランドの「呪われた」チーム
日本人が知らないアイルランドの「呪われた」チーム
問題は、メイヨーがこの全国選手権の決勝戦で想像を絶する連敗を喫しているということ。なんと73年間にわたり11回連続で決勝戦負けなのだ。これを数学の問題に置き換えると、2つの結果が同じ確率で起こり得る場合、コインを投げて11回連続で裏になる確率は、5000分の1以下になる。
もちろん、スポーツ競技はコイントスではない。メイヨーの対戦相手が特に強くて、みんなが賭けたがるようなチームだったこともあった。でも、メイヨーが勝ちそうな時だってあった。
僕はゲーリックフットボールの専門家ではないし、メイヨーが決勝に進むたびに毎回ルールをおさらいしなければならないくらいの知識しかないが、それでもメイヨーが痛々しい負け方をして「悲嘆に暮れた」ことが何度かあった。
2016年には、ただでさえ稀なオウンゴールを、1試合で2回も決めてしまった。その試合は引き分けたが、続く再試合で、これさえ決めれば同点に追いついて延長戦に入るという土壇場でのゴールを外してしまい、敗退した。
アイルランドには32の州があり、メイヨーは決勝に進出し続けているのだから、メイヨーが弱いから負けているわけではないということは分かる。
そして当然、「呪い」の説も付いて回る。メイヨーは1951年に優勝したことがあるのだが、言い伝えによると、帰りのバスで選手たちは勝利に浮かれ騒ぎ、途中で葬列に遭遇したのに止まらず、死者と会葬者への礼を失した、というのだ。葬儀を取り仕切っていた司祭は彼らを呪ったとされている。「あのチームのメンバーが生きている限り、メイヨーを二度と優勝させたまわぬよう!」
チーム最後の生存者が亡くなって
おかしなことに、メイヨーの不運な連敗は1989年になってから始まった。決勝で負けるのを繰り返すようになるのは、(呪いから)40年近くもたってからなのだ。1989年以降になって、何度も決勝戦負けを繰り返すうちに、人々もこれは奇妙だと思うようになり、呪いの説が広まっていった。
そしてもちろん何年もの間、1951年の時の選手の健康状態には並々ならぬ関心が寄せられていた。チーム最後の生存者であるパディー・プレンダーガストは、メイヨーが2021年の決勝で敗れた数週間後に95歳で亡くなった。
だから、理論的には呪いは解けたはず。でも人々は、70年以上ぶりのメイヨー優勝を、いまだ待ち続けているところだ。
ロンドンで放棄される教会が増加、その驚きの行く末は? 2026.03.26
英国アカデミー賞でリベラル派真っ青のある事件が 2026.03.21
肥満予防のため飲んではダメ!...口うるさい政府の「子守国家」イギリス 2026.02.28
人呼んで「暗黒のプリンス」...エプスタイン事件で逮捕のマンデルソンとは? 2026.02.24
イングランドサッカー界で高貴なる「二重姓」選手が多発する理由は? 2026.01.29
車道に次々現れる100万以上の陥没...イギリスの悲惨な現状を象徴する「道路の穴」 2026.01.21
イギリスのパブで偶然出会った日本語ペラペラのイングランド人...さらに驚いた偶然は? 2025.07.19
-
生成AI商材/大手外資系「インサイドセールス「SV候補」」/その他コンサルティング系
ブリッジインターナショナル株式会社
- 東京都
- 年収340万円~450万円
- 正社員
-
外資系製薬企業におけるメディカルライティング業務担当/未経験可・賞与最大4ヶ月・年休126日
株式会社ワールドインテック
- 東京都
- 月給21万円~51万3,000円
- 正社員
-
「アフターセールスサポート」自社製品の問合せ対応や技術サポート 世界16か国で展開・外資グローバルメーカー/英語を活かす
KEBA Japan株式会社
- 東京都
- 年収500万円~800万円
- 正社員
-
動画プロデューサー 外資系大手オンラインメディア企業
株式会社クリーク・アンド・リバー社
- 東京都
- 年収420万円~650万円
- 正社員







