フランス一部通信設備に破壊行為 ケーブル切断 26日との関連不明
フランス政府のデジタル担当高官は29日、国内の一部地域で通信網が破壊され、一部の固定・移動通信サービスに影響が出ていると明らかにした。ノール県の通信設備、2021年撮影。(2024年 ロイター/Pascal Rossignol/File Photo)
[パリ 29日 ロイター] - フランス政府のデジタル担当高官は29日、国内の一部地域で通信網が破壊され、一部の固定・移動通信サービスに影響が出ていると明らかにした。
Xへの投稿によると、通信サービスの復旧作業が続けられている。
警察関係者は、高速鉄道に対する26日の破壊行為と関係があるかは現時点で判断できないと述べた。
通信会社SFRの広報担当者は、国内の5つの地域で29日未明に長距離通信網が切断されたと指摘。ただ、この通信網は通信データを別のルートに切り替えるためのもので、顧客への影響は最小限にとどまっていると述べた。
これに先立ち国内メディアは、SFRとブイグ・テレコムの通信設備が破壊されたと報じていた。
報道によると、フランス南部で電気キャビネットのケーブルが切断されたほか、ルクセンブルクに近いムーズ県とパリ近郊のオワーズにある設備が破壊され、主に固定回線サービスに影響が出た。
*写真を追加しました。