米当局、メキシコ麻薬王の息子ら逮捕 合成薬密売で
7月25日、米司法省は、メキシコの麻薬組織シナロア・カルテルのトップと、「エル・チャポ」として知られる麻薬王、ホアキン・グスマン受刑者の息子を米テキサス州エルパソで逮捕したと発表した。写真は日付のない警察の写真に写ったイスマエル・サンバダ容疑者。提供写真(2024 ロイター/the Procuraduria General de la Republica、Mexico)
Drazen Jorgic
[メキシコ市 25日 ロイター] - 米司法省は、メキシコの麻薬組織シナロア・カルテルのトップと、「エル・チャポ」として知られる麻薬王、ホアキン・グスマン受刑者の息子を米テキサス州エルパソで25日に逮捕したと発表した。
司法省によると、シナロア・カルテルの別の幹部2名も逮捕した。
司法省は声明で、イスマエル・サンバダ容疑者とホアキン・グスマン・ロペス容疑者は、致死性の高い合成ドラッグ「フェンタニルの製造と密売ネットワークを含むカルテルの犯罪活動を指揮した」として米国で複数の罪に問われているとした。サンバダ容疑者はエル・チャポとともにシナロア・カルテルを設立した。
麻薬取締局によると、米国ではフェンタニルが18歳から45歳の死亡の主な原因となっている。