ロ支配下ルガンスクで2回の夜間攻撃、ウクライナ側は公式発表せず
ロシアが支配するウクライナ東部のルガンスクで、ウクライナによるミサイル攻撃で火災が発生したとロシア側の当局者が27日、明らかにした。26日撮影(2024年 ロイター/Sofiia Gatilova)
[28日 ロイター] - ロシアが支配するウクライナ東部のルガンスク市で夜間に2回の攻撃があり、火災が発生したもようだ。ロシア側が明らかにした。
ウクライナ側は公式コメントを出していない。
ロシア側当局者のレオニド・パセチニク氏は、27日午後9時(日本時間28日午前3時)ごろにあった最初の攻撃ではクラスター(集束)弾が使われたと主張。ロシアのタス通信は救急隊の話として、負傷者が出ていると報じている。
ウクライナメディアやブロガーは市内の大規模な火災の様子だとする写真を投稿している。
2回目の攻撃は28日午前0時にあり、ロシア外務省のロディオン・ミロシュニク特別大使はテレグラムに「1回目のミサイル攻撃の被害に救急隊が対処している場所へ攻撃が繰り返された可能性を排除できない」と投稿した。
ウクライナメディアは、2回目の攻撃の標的は飛行場だとしている。
ロイターは戦況のほか、使用された武器などについて独自に確認できていない。
ウクライナ軍はルガンスクとその周辺地域で、過去数週間の間に主に燃料貯蔵庫を標的に少なくとも3回の攻撃を実施している。