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レバノン、イスラエル国境での暴力を憂慮 国連に申し立てへ=首相
レバノンのミカティ暫定首相は12日、イスラエルとの国境地帯で暴力が発生したことについて、レバノンは深く憂慮しているとし、国連安全保障理事会に緊急的な申し立てを行うと述べた。2022年9月30日撮影(2023年 ロイター//Mohamed Azakir)
[ベイルート 12日 ロイター] - レバノンのミカティ暫定首相は12日、イスラエルとの国境地帯で暴力が発生したことについて、レバノンは深く憂慮しているとし、国連安全保障理事会に緊急的な申し立てを行うと述べた。
レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラは9日、イスラエル軍によるレバノンへの砲撃で少なくともメンバー3人が死亡したと発表。また、イスラエル北部に向けてロケット弾を発射したことを明らかにした。この砲撃は、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエルとの衝突が、レバノン国境を越えて北に拡大したことを意味する。
ミカティ氏はテレビ放映された演説で「 レバノンは嵐の目になっている」とし、「イスラエルによる度重なる挑発」とレバノンの主権侵害が原因となり、暴力が国境を越えて拡大していると非難した。
ミカティ政権はヒズボラの支援を受けており、主にヒズボラと同盟関係にある政党で構成されている。