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アゼルバイジャン、武装解除したアルメニア系戦闘員に恩赦を検討

アゼルバイジャンのアリエフ大統領の外交担当補佐官は、隣国アルメニアとの係争地ナゴルノカラバフの停戦合意を受け、武装解除したアルメニア系戦闘員に対する恩赦を想定しているとロイターに明らかにした。写真はアルメニアの首都エレバンで21日、パシニャン首相の辞任を求めるデモが行われる中、政府庁舎の前で警備にあたる警官ら。提供写真(2023年 ロイター/Hayk Baghdasaryan/Photolure)
[ゴリス(アルメニア) 22日 ロイター] - アゼルバイジャンのアリエフ大統領の外交担当補佐官は、隣国アルメニアとの係争地ナゴルノカラバフの停戦合意を受け、武装解除したアルメニア系戦闘員に対する恩赦を想定しているとロイターに明らかにした。ただ、徹底抗戦の構えを見せている戦闘員もいると指摘した。
ヒクメット・ハジエフ大統領補佐官はロイターのインタビューに対し「元軍人や戦闘員も、武装解除したと見なせば恩赦を与えることを想定しており、それをほのめかしている」と語った。
現地のアルメニア系の権利は、アゼルバイジャンへの統合の一環として尊重されると説明した。また人道援助と石油・ガソリンの補給要請が来ており、22日に人道支援物資が現地に届く予定だと述べた。
依然、一部の勢力が抗戦姿勢を崩していないとし「それが一定の試練や困難をもたらすだろうが、さほど深刻な問題とは見ていない」と語った。