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中国南部で記録的豪雨、深セン市は休校や地下鉄駅閉鎖
中国では8日、台風11号(ハイクイ)の影響で4日間にわたって記録的豪雨が続く中、南部広東省・深セン市で学校が全面休校となったほか、一部の地下鉄駅やオフィスが閉鎖された。写真は5日、福建省で撮影(2023年 ロイター/cnsphoto)
[北京 8日 ロイター] - 中国では8日、台風11号(ハイクイ)の影響で4日間にわたって記録的豪雨が続く中、南部広東省・深セン市で学校が全面休校となったほか、一部の地下鉄駅やオフィスが閉鎖された。
中国気象局によると、同省の中部と南西部では9日未明まで大雨が降り続く見通し。
国営新華社の映像には7日夜に市内で膝まで水に浸かった住民が救助ロープにつかまり、ゆっくりと歩く様子が映っている。
また、水があふれ出るマンホールを封鎖したり、立ち往生した車から子供を運び出したり、濁った水の中をバイクで移動する人々を誘導したりする救助隊の姿も確認できる。
深センのメディアによると、市内で12時間に降った雨の量が465.5ミリと、1952年の観測開始以来最高を記録した。1日の降雨量は500ミリを超えると予想される。
台風は5日に南東部の福建省に上陸。約6億9100万ドルの経済損失をもたらした後、7日に広東省に向けて西に進んだ。現在は熱帯低気圧に変わっているが、深センの観測所は緊急警報を発令し、住民に屋内にとどまるよう勧告している。