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フィリピン大統領、初の政府系ファンド設立法案に署名

フィリピンのマルコス大統領は18日、同国初の政府系ファンドを設立する法案に署名した。資料写真、5月、米ワシントン(2023年 ロイター/Nathan Howard)
[マニラ 18日 ロイター] - フィリピンのマルコス大統領は18日、同国初の政府系ファンドを設立する法案に署名した。インフラ近代化と経済成長加速という政府の経済目標を達成する重要な柱になると説明している。
法案を巡っては、中央銀行などからガバナンスの透明性に対する懸念が浮上し、ファンドの運用方法や資金調達方法を巡る懸念に対処するため、修正が加えられた。
マルコス氏は「政府系ファンドに託された資源が最大限の慎重さと最高の意図をもって扱われることを保証する」と表明。今回の措置は「極めて重要」であり、インフラ開発で借り入れへの依存も減らせると述べた。
政府系ファンドの名称は「マハルリカ・インベストメント・ファンド」。近隣諸国ではマレーシア、シンガポール、インドネシアに政府系ファンドが設立されているが、マレーシアの政府系ファンド「1MDB」は汚職事件に見舞われた。
マルコス氏は、新設する政府系ファンドは専門家が管理し、政治的な干渉は受けないとの見方を示した。
政府系ファンドは、資本金として計5000億ペソ(91億9000万ドル)相当の優先株と普通株の発行が認められ、フィリピン政府、国営企業、銀行が購入できる。
運用開始時期は現時点で不明。外貨、流通商品、債券、株式などへの投資が認められ、運用益をインフラ事業に充てる。