インド鉱工業生産指数、5月は前年比5.2％上昇 予想上回る

　７月１２日、インド統計・計画実施省が発表した５月の鉱工業生産指数は前年同月比５．２％上昇した。写真はインドのカルナータカの工場で昨年６月撮影（２０２３年　ロイター／Aditi Shah）

[ニューデリー １２日 ロイター] - インド統計・計画実施省が１２日発表した５月の鉱工業生産指数は前年同月比５．２％上昇した。伸び率はロイターがまとめた予想の４．８％を上回った。４月の上昇率は４．２％から４．５％に上方修正された。

インド経済のおよそ１７％を占めている製造業は５．７％増（４月改定値５．２％増）。発電量は０．９％増、鉱業は６．４％増だった。４月は発電量は１．１％減少、鉱業は５．１％増加していた。

インフラ・建設財は１４％増（同１５％増）。資本財は８．２％増加した。

耐久消費財は１．１％増（同２．５％減）で、非耐久消費財は７．６％増（同１１％増）だった。

ＩＣＲＡのエコノミスト、アディティ・ナヤル氏は「６月の鉱工業生産指数の前年比伸び率は３─４％程度への鈍化を予想する」とした。