スペインのカナリア諸島向かう船沈没、移民ら30人死亡の可能性

　移民問題を扱う２つの団体は、スペインのカナリア諸島に向かっていた移民らを乗せた船が２１日に西サハラ沖で沈没し、３０人以上が死亡した恐れがあると明らかにした。写真は２０２２年６月にカナリア諸島で撮影した、移民らが乗っていたボート（２０２３年　ロイター／Borja Suarez）

[マドリード ２１日 ロイター] - 移民問題を扱う２つの団体は、スペインのカナリア諸島に向かっていた移民らを乗せた船が２１日に西サハラ沖で沈没し、３０人以上が死亡した恐れがあると明らかにした。船には約６０人が乗船していたという。

スペインの沿岸救助隊は、２人の死亡を確認した。モロッコの沿岸警備隊は２４人を救助したと明らかにした。

スペインとモロッコの当局は、乗船者の数や行方不明者について確認できていないとしている。

移民団体Walking Bordersのスポークスマンは、ツイッターへの投稿で３９人が死亡したと明らかにした。