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フランス、ウクライナに装甲車・軽戦車を供与へ

フランス政府は数週間以内に装甲車・軽戦車数十両をウクライナに供与する。写真はフランス国旗、2013年1月撮影(2023年 ロイター/Philippe Wojazer)
[パリ 15日 ロイター] - フランス政府は数週間以内に装甲車・軽戦車数十両をウクライナに供与する。
フランスのマクロン大統領とウクライナのゼレンスキー大統領の会談後に発表した共同声明で明らかになった。戦闘車「AMX-10RC」などを供与する。
両首脳は3時間以上にわたってワーキングディナーを開催。マクロン氏はロシアの攻撃に対するウクライナの防衛能力の支援を重視する考えも示した。
ウクライナ軍によるロシアに対する大規模な反転攻勢が予想される中、ゼレンスキー氏は軍事・財政支援を呼びかけるため、週末にフランスなど欧州の主要同盟国を歴訪。ドイツ政府は13日、ロシアのウクライナ侵攻以降最大となる27億ユーロ(30億ドル)規模の新たな軍事支援を表明した。
マクロン氏は、ウクライナに対し必要な限り政治・財政・人道・軍事支援を継続する方針を再確認。
フランス大統領府筋は記者団に対し、近代的な防衛システムが追加でウクライナに供与されるが、ウクライナが求めている戦闘機を供与する可能性は現時点でないと述べた。
フランスで開発されたAMX-10RCは高速性と操縦性に優れ、戦場で素早く移動し、位置を変えることが可能。ウクライナのレズニコフ国防相は「高速車輪の付いた狙撃銃」と表現している。