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米FDA、高齢者などにオミクロン株対応ワクチンの2回目接種を承認

米食品医薬品局(FDA)は18日、高齢者と免疫力の弱い人を対象に、新型コロナウイルスの従来株とオミクロン株の両方に対応する2価ワクチンの2回目の接種(ブースター)を承認した。写真はブースター接種適格者に投与する準備が整った注射器で2022年4月に米ミシガン州で撮影(2023年 ロイター/Emily Elconin)
[18日 ロイター] - 米食品医薬品局(FDA)は18日、高齢者と免疫力の弱い人を対象に、新型コロナウイルスの従来株とオミクロン株の両方に対応する2価ワクチンの2回目の接種(ブースター)を承認した。
FDAは、米ファイザー/独ビオンテックと米モデルナの改良型ワクチンが新たな主要ワクチンになるとし、従来株のみに対応した旧メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンに対する緊急使用承認を取り下げた。
65歳以上の人は改良型2価ワクチンの1回目接種から4カ月後に、免疫不全症の人は2カ月後に2回目の接種を受けられる。
米国の65歳以上の大半が2価ワクチンの追加接種を受けていないという。
米疾病対策センター(CDC)の外部の専門家から成る諮問委員会は19日、新型コロナワクチン接種方針の更新について協議する。諮問委は使用の是非について投票は行わない見通しだが、ファイザー/ビオンテックとモデルナの改良型2価ワクチンの使用にはCDC所長の承認が必要となる。
専門家らによる作業部会は2月、新型コロナワクチンの年1回以上の追加接種を推奨する十分な証拠がないと述べた。
FDAは6月に専門家らと会合を持ち、今後の接種で使用するワクチンの構成を決定する。