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インドネシア議会委、中銀総裁の再任承認 「安定志向」政策継続へ

3月20日、インドネシア議会の金融委員会は、中央銀行のペリー・ワルジヨ総裁(64)の再任を承認した。写真はインドネシア中銀のロゴ。2016年11月、ジャカルタで撮影(2023年 ロイター/Beawiharta)
[ジャカルタ 20日 ロイター] - インドネシア議会の金融委員会は20日、中央銀行のペリー・ワルジヨ総裁(64)の再任を承認した。
任期は5年。今後、議会本会議での承認が必要になるが、議員は通常、金融委員会の勧告に従う。現行の任期は5月で切れる。
ワルジヨ氏は「安定志向」の金融政策スタンスを2024年まで継続する方針を表明。経済成長の下支えを中銀の責務に追加した先の法改正を踏まえ、物価安定目標の達成と持続可能な経済成長の支援に向け政策ミックスを強化する方針を示した。
中期のインフレ目標を現在の2─4%から1.5─3.5%に引き下げる方針も表明。昨年8月から今年1月にかけて実施した計225ベーシスポイント(bp)の利上げで年内にインフレ率を目標レンジ内に戻せるとの見方も改めて示した。
「ルピア相場の安定に大いに注力する」とも述べた。