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シンガポール非石油輸出、1月は前年比-25% 予想以上の減少

シンガポール企業庁が17日発表した1月の石油を除く輸出は前年同月比25%減少した。資料写真、2019年7月撮影(2023年 ロイター/Edgar Su)
[シンガポール 17日 ロイター] - シンガポール企業庁が17日発表した1月の石油を除く輸出は前年同月比25%減少した。電子機器、非電子機器ともに落ち込んだ。
2022年12月は20.6%減、ロイターがまとめた市場予想は22.0%減だった。
OCBCのエコノミスト、セレナ・リン氏は、減少幅が自身の予想である24.6%に近かったとした上で、医薬品が増加しなければ、より大きな落ち込みとなっていたと指摘した。
医薬品の輸出は17億6000万シンガポールドル(13億2000万米ドル)と、12月からほぼ倍増した。
非石油輸出は季節調整済み前月比では0.9%増加。12月は2.9%減だった。
中国向け輸出は特殊機械、石油化学製品、医薬品の出荷減により41.1%減少。米国向けは船舶・ボート構造物、特殊機械、食品調製品の販売減により31.5%減少した。
リン氏は「23年第1・四半期は世界的な需要鈍化と電子機器の勢いの弱さから、軟調に推移すると予想する」と述べた。