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マラウイ、コレラ死者が400人突破 雨季入りで悪化懸念も
アフリカ南東部マラウイのチポンダ保健相は22日、国内でコレラによる死者が400人を超えたと明らかにし、最も感染が拡大している地域にワクチン接種を呼びかけた。資料写真、ワクチン摂取方法を説明する医療従事者、11月撮影(2022年 ロイター/Eldson Chagara)
[リロングウェ 22日 ロイター] - アフリカ南東部マラウイのチポンダ保健相は22日、国内でコレラによる死者が400人を超えたと明らかにし、最も感染が拡大している地域にワクチン接種を呼びかけた。
首都リロングウェで記者会見し、3月に最初に感染が確認されて以来、累計の感染者は1万3837人、死者は410人に達したと述べた。現時点の致死率は2.96%という。
コレラは汚染された水や食品を通じて伝染するが、感染の大半が雨季入りを控えて確認されていることから、医療従事者の間で事態悪化が懸念されている。
チポンダ保健相は、ワクチン接種対象地域に指定した15地区中13地区で人口の83.6%をカバーできると説明。一方、感染が最もひどい地域に含まれている最大の観光地マンゴチと第2の都市ブランタイヤの住民に対し、迅速なワクチン接種と祝祭シーズン中の衛生対策強化を求めた。