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北京の新型コロナ重症者、今後2週間で急増へ=専門家
12月21日、中国共産党系紙「環球時報」によると、呼吸器の有力専門家である北京大第1医院呼吸器科の王広発主任は、北京市内の新型コロナウイルスの重症患者が今後2週間で急増するとの見通しを示した。写真は北京で昨年1月撮影(2022年 ロイター/Tingshu Wang)
[北京 21日 ロイター] - 中国共産党系紙「環球時報」によると、呼吸器の有力専門家である北京大第1医院呼吸器科の王広発主任は、北京市内の新型コロナウイルスの重症患者が今後2週間で急増するとの見通しを示した。
王氏は「迅速に行動して、発熱外来診療所、緊急・重症治療体制を整える必要がある」と指摘。新型コロナの感染者は来年1月下旬にピークに達し、2月末か3月初めに正常化する可能性が高いと述べた。
中国国家衛生健康委員会が発表した20日の新型コロナによる死者はゼロ。前日は5人だった。重症者は53人増。前日は23人増だった。
同委員会は20日、新型コロナに感染して肺炎か呼吸器不全で亡くなった人のみを新型コロナの死者として算定していると説明。
ジョンズ・ホプキンス大学のベンジャミン・メイザー助教は、特にワクチン接種を受けた人は肺炎で亡くなるリスクが低下するため、多くの死者が新型コロナの死者に分類されないことになると指摘している。