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ドイツ政府、ガス輸入確保へ追加支援を協議=関係筋
ドイツ政府は、ロシア国営ガスプロムの元ドイツ子会社Sefeが天然ガス輸入会社VNGとの供給契約を履行できるよう、数十億ユーロの追加支援を提供する方向で協議していると、2人の関係筋が明らかにした。写真はドイツのボン近郊で2021年10月撮影(2022年 ロイター/Wolfgang Rattay)
[フランクフルト 4日 ロイター] - ドイツ政府は、ロシア国営ガスプロムの元ドイツ子会社Sefeが天然ガス輸入会社VNGとの供給契約を履行できるよう、数十億ユーロの追加支援を提供する方向で協議していると、2人の関係筋が明らかにした。
年間65テラワット時(TWh)のガスを供給する契約の履行を確実にするため、政府保証が付いた追加融資枠を提供するという。
融資資金は国営ドイツ復興金融公庫(KfW)が提供し、公開市場でガスを購入できるようにする。
早ければ今週中にも合意に達する可能性があるが、協議は進行中で結果は依然として流動的という。
経済省、Sefe、VNG、VNGを傘下に持つ電力会社EnBWはいずれもコメントを控えた。
ロシアが欧州への供給を削減したことから、ドイツはガスの供給確保に奔走している。
VNGとSefeはロシアからの供給停止を受け、契約を履行するために代替量の高値での購入を余儀なくされ、事業の継続に国の支援が必要になっている。