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豪首相、政権発足100日で演説 雇用改革を強調

8月29日、オーストラリアのアルバニージー首相(写真)は政権発足100日目となる29日に演説し、新型コロナウイルス禍からの回復で経済課題に直面する中、政府は雇用と職場改革に注力すると表明した。写真は7月シドニーでの代表撮影(2022年/ロイター)
[シドニー 29日 ロイター] - オーストラリアのアルバニージー首相は政権発足100日目となる29日に演説し、新型コロナウイルス禍からの回復で経済課題に直面する中、政府は雇用と職場改革に注力すると表明した。
幅広い分野におけるスキル不足が経済成長を阻んでいると述べ、新型コロナ禍での国境閉鎖に伴い、前政権が一時ビザ(査証)保有者の出国を指示したことは賢明な措置ではなかったと指摘した。
移民受け入れ拡大に向けた議論に加え、看護や工学などの分野で外国人労働者を受け入れるための措置を検討すると明らかにした。
政府の当面の優先事項は、家族や企業に安全と確実性を与えるために国内経済を強化することだと説明した。
看護師や教師、高齢者介護分野で働く人は、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)で疲弊しており、今後10年間、これらの分野での雇用を増やす必要があるとの見方を示した。
また、エネルギー政策の「混乱」や賃金伸び悩みなどを引き起こした9年間にわたる前政権の政策運営を批判した。