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ロシア証券業界団体、外国人取引規制の緩和訴え

5月19日、ロシア株式市場参加者のロビー団体「NAUFOR」は、外国人の株などのロシア資産取引規制を段階的に解除し、外国人保有証券が市場に戻るようにすべきだと述べた。モスクワ取引所で2014年6月撮影(2022年 ロイター/Sergei Karpukhin)
[19日 ロイター] - ロシア株式市場参加者のロビー団体「NAUFOR」は19日、外国人の株などのロシア資産取引規制を段階的に解除し、外国人保有証券が市場に戻るようにすべきだと述べた。
ロシアは3月、外国人のロシア資産取引に規制を設け、株式市場での売却を禁止した。
NAUFORのアレクセイ・ティモフェエフ代表はロイターに、友好国と非友好国の投資家向けに2種類のメカニズムを作るのは複雑だと指摘し、「(友好国と非友好国の投資家向けの)規制の解除は有効」との考えを示した。ただ解除は徐々に進め、市場の暴落を起こさないようにすべきとした。
規制を解除した場合の効果として、第一に凍結された資産を市場に戻すことができ、第二に、国内の個人投資家や機関投資家が非居住者から証券を購入できるようになり、第三に、それが事業を継続する意思のある投資家のつなぎ止めにつながると説明した。
ロシア財務省の高官は、外国人投資家が「何としても資産を売却する」ことを目指す事態を避けるべきとの見解を示している。