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21年の仏ワイン輸出、過去最高 米制裁解除や経済回復で

フランスのワイン・スピリッツ輸出業者連盟(FEVS)は14日、同国産のワインとスピリッツの2021年の輸出額が過去最高を更新したと発表した。写真は2月14日、パリで撮影(2022年 ロイター/Benoit Tessier)
[パリ 15日 ロイター] - フランスのワイン・スピリッツ輸出業者連盟(FEVS)は14日、同国産のワインとスピリッツの2021年の輸出額が過去最高を更新したと発表した。米国による関税撤廃のほか、新型コロナウイルスの感染拡大からの回復が追い風となった。
FEVSによると、21年のワインとスピリッツの輸出額は前年比28%増の155億ユーロ(176億ドル)。コロナ禍前の19年比でも11%増だった。
米国は19年10月、欧州連合(EU)との航空機補助金紛争に絡み、仏ワインに課税。また、20年には新型コロナのパンデミック(世界的大流行)で仏ワインなどの輸出が減少した。
21年は輸出量も前年比11%増加し、2億0300万ケース(1ケース12本)となった。19年比でも4%増。
FEVSのセザール・ギロン会長は「輸出額の伸びは輸出量の伸びのほぼ3倍となっている。高付加価値のワインやスピリッツの輸出が増えた証拠だ」と述べた。
FEVSによると、21年の対米輸出は前年比34%増の41億ユーロ。同年3月の制裁解除で急激に伸びたという。