米国務長官、来週アジア歴訪 クアッド外相会合など出席

米国務省は４日、ブリンケン国務長官が来週、オーストラリアを訪問し、日本、米国、オーストラリア、インドの４カ国（クアッド＝ＱＵＡＤ）の外相会合に出席すると発表した。１月撮影（２０２２年　ロイター/Brendan Smialowski）

［ワシントン　４日　ロイター］ - 米国務省は４日、ブリンケン国務長官が来週、アジアを歴訪すると発表した。外遊は７日から１３日までの予定。

同長官は９日から１２日までオーストラリアを訪問し、日本、米国、オーストラリア、インドの４カ国（クアッド＝ＱＵＡＤ）の外相会合に出席する。その後フィジーに移動して太平洋島しょ国の代表らと会談した後、ハワイで日韓と北朝鮮問題について協議を行う。

国務省の発表によると、今回の外遊の目的は「インド太平洋地域全体の平和や繁栄に向け、同盟国およびパートナーとの関わりを深めること」という。

一方、政策アナリストは、インド太平洋地域に対する支援を示すとともに、中国の影響力拡大への対抗が米政府の最優先事項であることを示す目的があるとみている。