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米コロナ感染者、5000万人突破 デルタ株なお大勢占める

12月12日、ロイターの算出によると、米国の新型コロナウイルス感染者が5000万人を突破した。写真はニューヨークのマンハッタンで行われている新型コロナ検査。8日撮影(2021年 ロイター/Eduardo Munoz/File Photo)
[12日 ロイター] - ロイターの算出によると、米国の新型コロナウイルス感染者は12日、5000万人を突破した。
米国では約2カ月間、新規感染者が減少していたが、その後増加に転じ、ここ2週間ではより感染力の強いデルタ株を中心に感染が広がっている。
バーモント州、ニューハンプシャー州、ミシガン州などの比較的気温が低い州では感染率が最も上昇している。
入院患者数も11月下旬の感謝祭以降20%増加。死者は過去1カ月で4.6%増加し、合計80万人を突破した。
米疾病対策センター(CDC)のワレンスキー所長によると、米国の半数近くの州では、新変異株「オミクロン」の感染が確認されているが、感染例の99%はなおデルタ株だという。
ワイル・コーネル・メディカル・カレッジの微生物学・免疫学教授、ジョン・ムーア氏は「突然、新規感染者の10%がオミクロン株になり、次の週にはその割合が20%になったとしたら、デルタ株がアルファ株に取って代わったときのような入れ替わりの波が来ていることになる」と指摘する。