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米CDC、全成人に追加接種を拡大 ファイザーとモデルナ製

米食品医薬品局(FDA)は19日、米ファイザー・独ビオンテック製と米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンについて、全ての成人を対象とする追加接種(ブースター接種)を承認した。5月18日、フィラデルフィアで撮影(2021年 ロイター/Hannah Beier/File Photo)
[19日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)は19日、米ファイザー製とモデルナ製の新型コロナウイルスワクチンの追加接種(ブースター接種)対象を、国内の18歳以上の全ての成人に拡大することを決めた。
CDC諮問委の提言を踏まえ、ワレンスキー所長が最終決定した。同所長は「ブースター接種は安全に感染を予防し、重症化を防ぐ効果が示されている。冬を迎えるに当たり、ウイルスへの耐性を強化する重要な公共衛生の手段だ」との声明を出した。
CDC諮問委は、全会一致で全成人への追加接種提言を決定。50─64歳の人たちは追加接種を受けるべきという認識を示したが、18─49歳については各自の選択に任せるとした。
これに先立ち、米食品医薬品局(FDA)は、ファイザー・独ビオンテック製とモデルナ製の新型コロナウイルスワクチンについて、全成人を対象とする追加接種を承認した。
FDAは、ファイザー・ビオンテック製とモデルナ製ワクチンの2回目の接種を受けてから6カ月が経過している人、および1回接種型の米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)のワクチン接種から2カ月が経過している人を対象に追加接種を承認した。
これまでは65歳以上の高齢者のほか、重症化リスクがある人やウイルスにさらされる機会が多い人のみを対象とした追加接種が承認されていた。現時点で3200万人超が追加接種を済ませている。
1回の接種で済むジョンソン・エンド・ジョンソン製については、初回から2カ月経過した全員への追加接種がすでに承認されていた。