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オーストリア、ロックダウン再導入 ワクチン未接種者対象

11月14日、オーストリア政府は、新型コロナウイルスの感染拡大を抑制するため、ワクチン接種を終えていない人を対象としたロックダウン(都市封鎖)措置を15日に導入すると発表した。写真はウィーンのワクチン接種施設前で撮影(2021年 ロイター/Leonhard Foeger)
[ウィーン 14日 ロイター] - オーストリア政府は14日、新型コロナウイルスの感染拡大を抑制するため、ワクチン接種を終えていない人を対象としたロックダウン(都市封鎖)措置を15日に導入すると発表した。感染者が記録的な水準となり、集中治療室(ICU)の病床が逼迫しつつある事態に対処する。
欧州は再び、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)の震源地となっており、一部の国で規制再導入を検討する動きが出ている。オーストリアは欧州で感染率が最も高い国の一つで、直近7日間の感染者数は人口10万人当たり815人。
ワクチン配布前の全国的なロックダウン時に適用された行動制限が再び導入されるのは欧州で初めてとなるが、今回はワクチン未接種者のみが対象となる。
シャレンベルク首相は記者会見で、ワクチンを接種していない人は通勤や必需品の買い物などを除いて外出ができなくなると説明。必要な措置だと強調した。
オーストリアでは接種を終えた人は人口の約65%で、西欧でかなり低い水準となる。