米ノババックスのコロナワクチン、インドネシアが初の緊急使用許可

米バイオテクノロジー企業のノババックスは１日、インドネシア政府が同社製の新型コロナウイルスワクチンの緊急使用を承認したと発表した。２０２０年１０月撮影（２０２１年　ロイター/Dado Ruvic）

［１日　ロイター］ - 米バイオテクノロジー企業のノババックスは１日、インドネシア政府が同社製の新型コロナウイルスワクチンの緊急使用を承認したと発表した。世界初の緊急使用許可となる。

インドネシア向けのワクチンは、提携先のインドのセラム・インスティチュートが製造。ノババックスは近く出荷を開始するとした。インドネシア政府によると、年内に２０００万回分の供給を受ける。

ノババックスはこれまでに英国、オーストラリア、インド、フィリピンなどで緊急使用許可を申請。日本については、提携先の武田薬品工業が先月２９日、来年初めの供給を視野に当局への申請を準備していると明らかにした。

米国で実施された大規模な後期臨床試験（治験）で示された有効率は９０％以上。複数の変異株に対しても効果があることが示された。