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G7保健相、ワクチンの国際的な共有支援で合意 治験加速も協力
6月4日、主要7カ国(G7)の保健相会合は、新型コロナウイルスワクチンの国際的な共有への支援を強調する宣言を採択した。写真は2020年5月撮影(2021年 ロイター/Athit Perawongmetha)
[ロンドン 4日 ロイター] - 主要7カ国(G7)の保健相会合は4日、新型コロナウイルスワクチンの国際的な共有への支援を強調する宣言を採択した。
宣言は、ワクチンの公平な分配を目指す国際的な枠組み「COVAX」との協力も含め、安全で効果的なワクチンの国際的な共有への支援を強調すると表明。「健康危機への備えと対応に関する世界保健機関(WHO)の中心的役割を支持し、WHOの役割を強化することにコミットする」とした。
G7保健相はこのほか「治療薬とワクチンの臨床試験憲章」を採択し、将来的な世界的公衆衛生危機への対応の改善に向け、新型コロナワクチンなどの臨床試験(治験)結果の共有の加速化を確認。「新たな病原体またはウイルス変異株が出現した際には、G7は試験方法、試験試薬、標準物質を、G7およびその他の国に迅速に共有する」とした。
英国のハンコック保健相は「臨床試験の改善、安全なワクチンへのアクセスの拡大と加速化、データ利用の改善、より正確な健康監視ツール、国際協力の拡充を通して安全性を高める一連の措置が盛り込まれている」と述べた。