ニュース速報

ワールド

日米韓が高官協議、北朝鮮非核化に向け圧力継続で一致

2021年04月04日(日)13時46分

 日本・米国・韓国は2日、安全保障担当の高官による協議を行い、3カ国が協調して北朝鮮に対する圧力を継続し、核・弾道ミサイル計画の解決を目指すことで一致した。写真はサリバン米大統領補佐官。2月ワシントンで撮影(2021年 ロイター/Tom Brenner)

[ワシントン 2日 ロイター] - 日本・米国・韓国は2日、安全保障担当の高官による協議を行い、3カ国が協調して北朝鮮に対する圧力を継続し、核・弾道ミサイル計画の解決を目指すことで一致した。

会議は米メリーランド州アナポリスの海軍士官学校で行われ、北村滋国家安全保障局長、サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)、韓国の徐薫(ソ・フン)国家安保室長が出席した。

3氏は共同声明を発表し「非核化に向けた日米間の協力」を通じて問題に取り組む方針を確認したことを明らかにした。

また北朝鮮に対する国連安全保障理事会決議を国際社会が完全に履行し、「核拡散を防止し、抑止力を強化して朝鮮半島の平和と安定を維持するために協力する」必要があるとの見解で一致した。

新型コロナウイルス、気候変動、ミャンマーの民政への復帰などの問題で連携していくことでも合意した。

米政府高官は3カ国協議に先立ち、バイデン政権の北朝鮮政策の見直しは最終段階にあり、これを前進させるのに当たり「日本、韓国と最終協議を行う用意が米国にある」と述べていた。

トランプ政権とオバマ政権で北朝鮮担当特別代表を務め、現在は米平和研究所(USIP)に籍を置くジョセフ・ユン氏は北朝鮮政策の選択肢は明白だとし「非核化したい。そのために制裁を用いたいとういものだ」と述べた。

「しかし少なくとも北朝鮮が挑発的な行動をしないよう説得するための最初の一歩をどのように踏み出すかが課題だ」と指摘した。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米重工業大手ハネウェル、上場3社に再編へ 物言う株

ワールド

米政府職員労組、トランプ政権を提訴 USAIDの解

ワールド

米効率化省の政府決済システムアクセス、訴訟中は制限

ビジネス

お知らせ-午前5時02分に配信した気候ストレステス
MAGAZINE
特集:中国経済ピークアウト
特集:中国経済ピークアウト
2025年2月11日号(2/ 4発売)

AIやEVは輝き、バブル崩壊と需要減が影を落とす。中国「14億経済」の現在地と未来図を読む

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 2
    教職不人気で加速する「教員の学力低下」の深刻度
  • 3
    戦場に響き渡る叫び声...「尋問映像」で話題の北朝鮮兵が拘束される衝撃シーン ウクライナ報道機関が公開
  • 4
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 5
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 6
    老化を防ぐ「食事パターン」とは?...長寿の腸内細菌…
  • 7
    「体が1日中だるい...」原因は食事にあり? エネルギ…
  • 8
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 9
    「僕は飛行機を遅らせた...」離陸直前に翼の部品が外…
  • 10
    連邦政府職員を「ディープステート」として国民の敵…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 5
    「体が1日中だるい...」原因は食事にあり? エネルギ…
  • 6
    老化を防ぐ「食事パターン」とは?...長寿の腸内細菌…
  • 7
    教職不人気で加速する「教員の学力低下」の深刻度
  • 8
    「靴下を履いて寝る」が実は正しい? 健康で快適な睡…
  • 9
    今も続いている中国「一帯一路2.0」に、途上国が失望…
  • 10
    足の爪に発見した「異変」、実は「癌」だった...怪我…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 5
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 6
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀…
  • 7
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 8
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    失礼すぎる!「1人ディズニー」を楽しむ男性に、女性…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中