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米モデルナ、変異株対応の追加接種ワクチンを開発

2021年02月25日(木)13時52分

 2月24日、 米モデルナは、新型コロナウイルスの変異株に対応し、免疫機能を高める(ブースター)ためのワクチン候補の開発に米政府の研究者とともに取り組んでいると発表した。写真はモデルナのワクチンのバイアル。ダブリンの病院で14日撮影(2021年 ロイター/Clodagh Kilcoyne)

[24日 ロイター] - 米モデルナは24日、新型コロナウイルスの変異株に対応し、免疫機能を高める(ブースター)ためのワクチン候補の開発に米政府の研究者とともに取り組んでいると発表した。今年の新型コロナワクチンの全世界での生産目標も引き上げた。

南アフリカで最初に検出され、既存のワクチンに耐性があるかもしれない変異株に対応する追加接種ワクチン候補の原液を生産し、研究を進めるために米国立衛生研究所(NIH)に送ったと明らかにした。

投与の方法については、変異種に対応した新たなワクチンを追加接種するか、既存のワクチンとの混合ワクチンとして接種する、または既存のワクチンを3回接種するという案について研究を進めるとした。

未接種者を対象に1回目の接種で変異種に対応したワクチンや混合ワクチンを使う案についても検討するという。

米政府の統計によると、米国では1月に南ア型の初の感染者が報告され、これまでに14州で感染者が見つかっている。

モデルナはまた、2021年のワクチン生産量を全世界で従来の6億回分から7億回分に引き上げ、さらに10億回分まで増やせるよう製造工程の改善を目指すとした。また22年の生産量を約14億回分に引き上げるため、追加製造能力への投資も行ってるという。

モデルナがこれまで出荷したワクチンは約6000万回分で、そのうち5500万回分が米国向けだった。海外向け出荷のサプライチェーン(供給網)強化に取り組んでいるとした。

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