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ルーマニア首相が辞任、総選挙敗北で 連立協議が焦点
12月7日、ルーマニアのオルバン首相は、辞任する意向を示した。ブカレストで7日撮影。提供写真(2020年 ロイター/Inquam Photos/Romania Government Handout)
[ブカレスト 7日 ロイター] - ルーマニアのオルバン首相は7日、辞任する意向を示した。6日に行われた上下院選で党首を務める少数与党の中道右派「国民自由党」が敗北した責任をとる。ただ、国民自由党は、野党左派に対抗する政権の樹立を目指すとみられ、今後の連立協議が焦点となる。
開票率が95%の段階の得票率は、社民党が約30%、国民自由党は約25%。国民自由党の連立パートナーとみられている「ルーマニア救出同盟・自由統一連帯党(USR-Plus)」は15%。社民党は第1党の維持に成功したが、単独過半数には届かなかった。
ルーマニアでは、大統領が選挙後の首相任命権を持ち、必要な場合には連立協議も指示する。
国民自由党出身のヨハニス大統領は7日、中道右派勢力は連立政権を形成するのに十分な票を得たと述べ、中道右派を中心とした政権の樹立に向け、数日以内に党幹部を招集すると述べた。
前回の選挙では社民党が勝利したが、汚職問題を受けて2019年に政権が崩壊した。その後、オルバン内閣が発足し、国民自由党は少数与党として政権運営を担ってきた。