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北朝鮮、J&Jなどにもサイバー攻撃の疑い コロナ情報狙い
北朝鮮系とみられるハッカー集団が、新型コロナウイルスの情報を狙って、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)など少なくとも9つの医療関連組織にサイバー攻撃を試みていたことが、複数の関係者による調べで分かった。写真は10月14日撮影(2020年 ロイター/Mike Blake)
[ワシントン/ロンドン 2日 ロイター] - 北朝鮮系とみられるハッカー集団が、新型コロナウイルスの情報を狙って、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)など少なくとも9つの医療関連組織にサイバー攻撃を試みていたことが、複数の関係者による調べで分かった。
一連のサイバー攻撃は9月に開始。オンラインのログインポータルを模したウェブドメインを利用して、標的となった組織のスタッフをだまし、パスワードを盗もうとしていたという。
ロイターは先週、関係者らの話として、北朝鮮系とみられるハッカー集団が過去数週間、英アストラゼネカにサイバー攻撃を試みていたと報じた。
これまで標的となった組織はJ&Jやアストラゼネカのほか、米ノババックス、ベス・イスラエル・ディーコネス医療センター(BIDMC、ボストン)、独テュービンゲン大学、セルトリオンなど韓国企業4社。サイバー攻撃が成功したかどうかは不明。
J&Jはコメントを控えた。ノババックスの広報担当者は、サイバー攻撃の脅威に留意しており、政府機関や民間のサイバー防御の専門家らの協力を仰いでいると述べた。