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市中感染が大幅に広がっているという状況にはない=菅官房長官
菅義偉官房長官は7月15日午前の会見で、新型コロナウイルスの感染状況について「市中感染が大幅に広がっているという状況にはないという認識だ」とした一方、感染経路が不明な割合が一定程度あることや、中高年の感染者が増加している点を踏まえ、「引き続き警戒感をもって注視していく」と述べた。写真は都内で昨年9月撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)
[東京 15日 ロイター] - 菅義偉官房長官は15日午前の会見で、新型コロナウイルスの感染状況について「市中感染が大幅に広がっているという状況にはないという認識だ」とした一方、感染経路が不明な割合が一定程度あることや、中高年の感染者が増加している点を踏まえ、「引き続き警戒感をもって注視していく」と述べた。
7月22日に開始予定としている「GoToキャンペーン」については、宿泊施設や交通機関での感染防止策を講じた上で適切に運用することが重要だと指摘。
当初の予定よりもキャンペーンを前倒ししたことに対しては「感染防止と社会経済活動を両立させていく中で、旅行需要が高まる夏休み期間を対象とすべく、22日にスタートすることとした」と説明した。
地方の自治体からは、東京都を中心に感染者が増加している中でのキャンペーン実施について疑問視する声も聞かれる。同長官は「各自治体の中にはさまざまな意見があることを承知しており、今後とも国交省、コロナ室(対策推進室)から丁寧に説明を行っていく」と述べた。
(浜田寛子 編集:内田慎一)