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米弾劾裁判、ボルトン氏らの証人招致否決 無罪の公算
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1月31日、トランプ米大統領(写真)のウクライナ疑惑を巡る上院の弾劾裁判は、ボルトン前大統領補佐官らの証人招致を否決した。2月5日の評決で、トランプ氏は「無罪」になる公算。(2020年 ロイター/Leah Millis)
[ワシントン 31日 ロイター] - トランプ米大統領のウクライナ疑惑を巡る上院の弾劾裁判は31日、ボルトン前大統領補佐官(国家安全保障担当)らの証人招致を否決した。反対51、賛成49だった。
ボルトン氏はウクライナ問題の内情を知る人物とみられており、民主党は同氏らの証人招致を強く要求していた。上院は共和党が過半数の議席を握っている。
上院はまた、弾劾裁判の今後の日程について承認した。2月3日に検察側と弁護側の最終弁論を行い、2月5日現地時間午後4時(2100GMT、日本時間6日午前6時)に評決が下される。
大統領を罷免するには上院(定数100)の3分の2以上の賛成が必要になるが、共和党議員53人のうち弾劾への賛成を示唆している議員はおらず、トランプ大統領に「無罪」評決が下される公算が大きい。
31日の証人招致の採決は、共和党ではミット・ロムニー氏とスーザン・コリンズ氏の2人が招致賛成に回った。