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ロシア大統領、ボリビアは混沌寸前の状態と警告
11月14日、ロシアのプーチン大統領(写真)は、ボリビアは混沌寸前の状況にあり、モラレス前大統領が10日に辞任した後に権力の空白が生まれていると指摘した。ブラジリアで代表撮影(2019年 ロイター)
[ブラジリア 14日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は14日、ボリビアは混沌寸前の状況にあり、モラレス前大統領が10日に辞任した後に権力の空白が生まれていると指摘した。
プーチン大統領は、ブラジリアで開かれた、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5カ国(BRICS)首脳会合で記者団に、ボリビアで次に誰が元首になろうと、ロシア政府との協力を継続するよう期待していると述べた。
大統領は「権力不在の状況が生じている。(ボリビアは)混沌寸前の状態にある」と語った。一方で、「中南米ではあらゆることが急速に変化する。良識がいきわたるよう期待しよう」と述べた。
ロシアの原子力機関はボリビアに原子力研究開発センターを建設中。モラレス大統領(当時)は今年6月にロシアを訪問してプーチン大統領と会談し、ボリビアのガスとリチウムを協力分野に掲げていた。
ロシアのリャブコフ外務次官はこの日、12日に暫定大統領就任を宣言したアニェス上院議員と協力する用意があると発言したが、就任は議会承認に必要な定数の賛成票を得ていないと強調した。