ハリケーン「フローレンス」、貨物輸送やサプライチェーンに影響

　９月１２日、大型ハリケーン「フローレンス」の上陸に備え、米サウスカロライナ、ノースカロライナ州などでは、輸送会社がハリケーンの進路にある施設や従業員の安全確保を急いだ。国内のサプライチェーンには既に影響が現れている。大型ハリケーン「フローレンス」の上陸に備え係留作業をする米海軍兵。１１日にヴァージニア州で撮影。米海軍提供(２０１８年　ロイター)

［１２日　ロイター］ - 大型ハリケーン「フローレンス」の上陸に備え、米サウスカロライナ、ノースカロライナ州などでは１２日、輸送会社がハリケーンの進路にある施設や従業員の安全確保を急いだ。国内のサプライチェーンには既に影響が現れている。

サウスカロライナ州に工場を持つＢＭＷの広報担当者は「ハリケーンが去るまで、輸出向け車両を乗せた鉄道貨車を安全な保管場所に迂回させた」と明らかにし、「現在最も注視しているのはサプライチェーンだ」と話した。

鉄道輸送大手のＣＳＸは、ジョージア、ノースカロライナ、フロリダ各州にある複合一貫輸送ターミナルのコンテナの出入りを１２日夜に停止するとした。

ユナイテッド・パーセル・サービス（ＵＰＳ）は避難区域での配送や集荷を既に停止している。