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ロシア大統領、安倍首相に年末までの平和条約締結を提案
9月12日、ロシアのプーチン大統領(写真右)は、安倍首相に対し、年末までに平和条約を締結することを提案した。ウラジオストクで代表撮影(2018年 ロイター/ Valery Sharifulin/TASS Host Photo Agency)
[ウラジオストク(ロシア) 12日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は12日、安倍首相に対し、年末までに平和条約を締結することを提案した。プーチン大統領はウラジオストクで開催された経済フォーラムでの質疑応答で、共に壇上に上がっている安倍首相の方に向き、「何ら前提条件なしに、年末までに平和条約を締結しよう」と述べた。
安倍首相はプーチン大統領の提案には回答しなかった。
菅義偉官房長官は12日午後の記者会見で、プーチン大統領が提唱した前提条件のない平和条約の年内締結について、10日の日ロ首脳会談ではプーチン大統領から同種の発言はなかったと述べた。
官房長官は、政府として「北方4島の帰属問題を解決して平和条約を締結するという基本方針のもと粘り強く交渉する方針に変わりない」と述べた。
プーチン大統領の提案は、平和条約を先に締結し、その後領土交渉を進めるように解釈できるが、「発言の意図についてはコメントを控えたい」と付け加えた。
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